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京都民医連第二中央病院

医学生といっしょ的ブログ

「健康ツボ体操」をやっています!

「せっかく鍼灸治療院のある診療所に来ていただくのだから、何か手軽に家でしてもらえる健康法を」ということで、川端鍼灸治療院では、今年の夏から「健康ツボ体操」なるものを患者さんにご紹介しています。
このツボ体操は、筋肉など西洋医学的な要素に、「気」「血」「水」といった東洋医学独特の要素を加え、自宅で座ったまま手軽にできるように考え出したものです。
今まで6回ほど講習会を開催しましたが大変好評をいただいています。また、当院受付に要領書を設置していますが、治療後の患者さんが「いいわね~、これください!」とお持ち帰りいただき、すぐに増し刷りが必要になるほど。皆さんが、いかに健康情報を求めておられるかを実感しています。
現在「肩こり」「腰痛」「膝痛」「冷え性」と4種類のツボ体操がありますが、これからも患者さんの声をお聞きしながら、改良や新メニュー作成などをおこない、少しでも患者さんの健康維持や症状改善のお役にたてるよう頑張っていきたいと思っています!

川端鍼灸治療院 鍼灸師 大坂 敏弘


昼食会

12月22日(水)

今日は、年内最後の昼食会を行いました。今年1年やってきたことなどを簡単にふり返りました。春休みの実習、中断患者訪問、色んな職種の話を聞くなどやってきたことを思い出しました。
自分たちのやっていることの意味は分からないことも多いですが、Y師長がいいお話をしてくださりました。ある研修会で、院長が『いのちのカルテ』の事例を取り上げて、病院職員の取り組みを紹介されました。若手スタッフは、入院患者さんの思いに寄り添って病室で鍋をやるなどは「当たり前のこと」と思っていたそうですが、改めて聞くことで、「すごいことをやっているんだな」と感じたそうです。先日、京大研修医の方がいわゆる「ゴミ屋敷」の患者さんの家に行かれたそうです。「京大では絶対見ることはありません」とすごくいい経験が出来たといって帰られたそうです。
私たちが病院で学んでいることは当たり前のような気もしますが、こうしてふり返るとたくさんの貴重な経験をしているのかもしれません。年末には、ポスト医ゼミに行く学生がいたり、ホームレス支援に行く学生がいたりして、どこまでも学習意欲は衰えないと、たくましさを感じました。

沖縄知事選挙を終えてのお話

今日は、前々回の昼食会で話を聞いた、沖縄県知事選挙の結果について、実際に沖縄に支援に行かれた職員のSさんからお話を聞きました。海兵隊や実際に配備している航空機、どんな爆弾を持っているのか、住宅街のすぐ横に基地があり、住民の健康に被害を及ぼしていたり、大学にヘリが落ちたりしたことなどが話され、いかに危険と隣りあわせかということが分かりました。また、日本政府が米軍に対して払っている思いやり予算では、例えば54億円のお金を使って海軍病院が建てられているそうです。信和会の新しい老健に比べると、いかに高いかがよく分かりました。
では、基地をなくせるのかという問題がありますが、実際にフィリピンやエクアドルでは基地がなくなっています。かつては沖縄がアメリカの統治下にあったときも、世論が日本復帰を勝ち取った歴史があり、日本から基地がなくなるのは決して夢ではないと説明していただきました。
選挙結果については残念でしたが、現知事も「県内移設は現実的にあり得ない」というなど、私たちの声が知事の態度を変えさせています。これからも、基地問題について考え、ここ京都でも出来ることをやっていきたいと思います。ちなみに、お話してくださったSさんは、定年後に、東京から広島まで通しで平和行進をするのが夢だそうです!


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