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京都民医連第二中央病院

医学生といっしょ的ブログ

昼食会

今日は、T医師から沖縄で医師をされていた経験を聞きました。T医師は、大学卒業後の5年間、沖縄の県立病院で働いておられました。
沖縄は、戦後アメリカの統治下にあったときは無保険であり、医師不足が深刻でした。県内で医師養成をしようと、ハワイ大学と提携して医師養成の制度が整備されるようになったとのことです。
先生はほとんどの期間、北部の県立病院におられたそうです。救急患者さんを断らないため、常に満床で、それでも足りず、廊下にストレッチャーで並べたりしていたそうです。それは、県立病院が受け入れを断ると、他に受け入れるところがないため、受け入れざるを得ないとのことでした。当直は寝る間もなく、すごく体力的にきついとおっしゃっていました。
離島では、医療資源が乏しい中で診療にあたるため、不安が多かったそうです。緊急性が高い場合がすごく難しいとのことで、どうしてもという場合はヘリが飛ぶそうです。夜間は自衛隊のヘリで救急搬送するとのことでした。
地域が変われば、医療の内容や医師の働き方もすごく変わるということが分かりました。


 
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