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京都民医連第二中央病院

医学生といっしょ的ブログ

高校生一日医師体験



 毎年、春と夏に行っている高校生一日医師体験を行いました。 看護師さんが緊急時対応や血圧測定を教えたり、スタッフが職場の雰囲気を伝えたりします。 午後からは、医学生さんやお医者さんに直接します。 「医者の仕事はしんどいですか」「受験勉強のモチベーションを保つには…」などなど何でも自由に質問できます。 高校生、受験生のみなさん待ってます。

昼食会を開きました



 3月1日に昼食会を開きました。医療ソーシャルワーカーの是澤さんを招き、役割と事例を通してどんな問題があるのかを話してもらいました。 ないないづくしの人たちをどうやって援助していくのか?こういう人たちは自業自得なのか?とういテーマで、社会資源を使った事例と無料定額診療の実際について話されました。

学生からの質問「病院の経営的にこういう事業(無料定額診療)をしていて大変ではないのか?それほど余裕があるようには思えない。」

是澤さんから「第二中央病院では無料定額診療を行っていて、税金の一部が免除される。患者さんからの3割分は入ってこないが、国からは残りの7割が入ってくる。採算は合わないだろうけど、それでも病院にかかってほしいから頑張っている。」

学生からの質問「これからこういう患者さんは増えていくと思う。ソーシャルワーカーの数も増やしていかないといけないと思うが、何か対策は考えている?」

是澤さんから「少ない人数でも対応が出来る様に早めの相談と解決が必要。相談が遅くなればなるほど重症になり対応にかかる時間も長くなる。ソーシャルワーカーの数は増えた方がいい。今は少ない人数で病院以外に診療所もカバーしなければならないので、十分な動きがとれない。」

などそのほかたくさんの質問が出されました。
 学習会を聞いていた職員からは、「入院していた患者さんがなかなか治らなかった。実は莫大な借金を抱えていて、常に借金の事で頭を悩ませていた。借金問題が解決した瞬間に病気も一気に回復した。でも、もっと早くその人の悩みに気づいてあげられれば、そんなに長く苦しまなくても済んだ。医師だけじゃなく、周りのスタッフも患者さんのそういう事情に気づけるようにならないといけないと思った。」などの感想も出されました。

難病ALSに負けない!田中さんの生き方




今日は、難病ALSに負けない!田中さんのご紹介です。
 「田中飛鳥井町いのちのカルテ」第1部第2章 「わしも23年以上生きてやるぞ!難病ALS男性の在宅人工呼吸療法」に 登場して頂いています。
 ALS=筋委縮性側索硬化症のことは、ご存知でしょうか? 「脳から筋肉へ運動の命令を伝える神経が壊れる病気」です。 「一方で、知覚や感覚は障害をうけにくい」 「つまり、身体は動かせないがまわりのことはすべて理解できる」のです。  田中さんは、三代続く図案家で、 呉服関係などの企画を立案するクリエーター。 50代からバッグや帽子などの製造販売の店を立ち上げ、 デザインを手掛けておられます。
 闘病生活8年。 現在は、唯一動く左まゆの上にセンサーを付けて、 パソコンを自由に操り、デザイン画を描かれます! すごいです。
 私が、本のお礼で、お宅にお邪魔した時も、 ペイントというソフトを使って、 実演して頂きました。
 私は、その日、田中さんのまなざしから、「生きる意欲」をすご~く感じました。 病床の田中さんから、生きる姿勢を学んだのです。
 田中さんから、右手中指が動いた時のデザイン画を頂きましたので、 みなさんにご紹介します!
 お店のHPは、こちら⇒「京都・田中豊享」http://www.hokyo-bag.jp/
ぜひ、ご覧ください。(T)

 
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