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京都民医連第二中央病院

医学生といっしょ的ブログ

川端診療所の紹介

6月10日(火)
 平安神宮を西に、疎水沿いを西に鴨川まで出ると、そこに川端診療所がある。桜の季節は最高だ。
 戦後すぐの1954年に誕生。貧困、栄養不足、医療制度も不十分なか、地域の人々によって診療所設立運動が起こり、助産師のお宅を借り、50円、100円と協力金をつのり開設した。
 現在は外来診療に加えて、全国でも導入例の少ないオンラインHDFなど高い技術を誇る透析も行っている。鴨川を眺めながらの透析で見晴らしもいい。他にも高齢化社会で地域になくてはならない往診やデイサービスも活発だ。鍼灸治療院も併設され「漢方外来」とあわせ人気がある。しかしなんと言っても診療所の特徴は、所長の田中医師だろう。外来、透析、往診などマルチに活躍し、しかもヴァイオリンの腕も一流ときている。もちろん診療所ではしずかにクラッシック音楽が流れている。診療所といっても多様なサービスを提供しており、将来どんな医師になるにせよ、学生時代に一度見学にきても損はないだろう。
 
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