京都民医連第二中央病院広報誌 2006年10月発行 vol. 7

岡崎小夜子 新看護部長インタビュー

 2006年7月から、奥田幸子前看護部長の後を引き継ぎ、岡崎小夜子新看護部長が就任致しましたので、皆様にご紹介いたします。

インタビュアー外来看護師長 三好芳江

Q1 出身地は?
 石川県の門前という田舎です。総持寺という禅宗のお寺があります。
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Q2 趣味は?
 読書です。山本周五郎や司馬遼太郎など歴史ものが好きです。『ワイルドスワン』も好きです。昔は編み物もしていました。おくるみを編んだりしていました。
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Q3 看護師になろうと思ったきっかけは?
 一生働かないといけないと思っていましたし、自立できる仕事のイメージとして看護師がありました。中学生の頃、女友達3人と「人の役に立ちたいね」と色々話をした思い出があります。
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Q4 看護学生時代の1番の思い出は?
 とても楽しかったですよ。民医研サークル(医系学生でつくる民主医療研究会)に入っていて、亀岡で無医地区のフィールドワークをしたり、いろんな勉強会をしました。実習はきつかったけれど、寮生活で、皆と色々な話をした楽しさが支えになりました。
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Q5 民医連(民主医療機関連合会)の病院に就職したきっかけは?
 民医研サークルで看学対(看護学生対策委員)の皆さんと交流し、お金のあるなしで差別されない医療をめざして、弱いものの立場に立つという理念に共感して民医連の病院に就職しました。
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Q6 看護師になってうれしかったこと、または1番の思い出は?
 一年一年、自分の成長が実感できたことです。右京病院に就職したのですが、節目ごとに研修に出していただきました。また、心に残る患者様も節目ごとにおられます。京都市を相手に闘った、生活保護受給者に対する白血病治療の減点訴訟では、あきらめないことの大切さを学び、医療や看護に対する視野も広がり、大変勉強になりました。
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Q7 今1番大切にしていることは?
 自分らしくあり続けたいということです。「slow and step win the race」のように一歩一歩着実に。近頃心に残ったのは「雨の日は雨の中を、月の日は月の中を」という相田みつをさんの言葉です。普通のことなのだけれど、深い意味があると思うのです。しんどい時も、そのしんどさを実感していったらいいのかなと思います。
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Q8 休日はどんなことをして過ごされますか?
 ボーッとしていたり、本を読んだりしています。長い休みの時は、旅行に行きます。最近は子ども達も大きくなり、一緒に行ってくれなくなったので、夫と行きます。青森、岩手、福島、栃木と国立公園がきれいな東北のほうから徐々におりてきています。
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Q9 嫌いなこと、許せないと思うことは何ですか?
 同じ地球の中で、イラク戦争のように犠牲になっている子ども達や亡くなっているたくさんの人達のことを思うと、戦争は許せない。いつも貧しく弱い立場の人が犠牲になるという不公平さも感じます。平和の問題はすごく大事だと思います。
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Q10 患者様へのメッセージを聞かせてください。
 振り返ると私達は患者様に育てられてきました。生活の大変さや地域の状況を気付かせてくれる患者様は私達の「先生」だと思っています。
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