京都民医連第二中央病院広報誌 2005年4月発行 vol. 2

大文字 春号

通所リハビリテーション
「なの花」

サーキット・トレーニングをしてみませんか?

砂のうをつけて筋力アップ!

 高齢者の場合、体力の低下は老化現象と取られがちですが、老化だけでなく社会交流の減少や閉じこもりなど、活動性の低い生活により生じる心身機能の低下、いわゆる廃用症候群が体力低下の原因であることが多いといわれています。

 こうした廃用性機能低下を予防する目的で、通所リハビリテーション「なの花」では、サーキット・トレーニングを行っています。

セラバンドを使った上肢訓練

 運動は、全身の筋力・バランス能力の改善を目的に3~4種目を行います。1種目10~20回の運動を3~4種目できるだけ休息を入れずに実施しますが、体力には個人差があるため、個々の状態に合わせて運動量を調整しています。利用者様からは「身体が軽くなった」、「良い運動だ」と概ね好評です。また、認知症(痴呆)の方の覚醒度が改善したり、飲水量が増えたりと、相乗効果も得られています。

 これからも、こうした取り組みを進め、利用者様が健康で自立した生活が送れるように支援していきたいと考えています。

リハビリテーション課 理学療法士 櫻井 健二

サーキット・トレーニングをご希望の方は、通所リハビリテーション「なの花」へお申し込み下さい。

対象=介護保険適用者(一部負担金あり) TEL.706-8155(直通)平日9:00から17:00まで受付