栄養課

栄養課は、管理栄養士・調理師・調理補助・洗浄担当の職員が所属する職場です。

入院生活に潤いを

入院中、「食事が楽しみ!」と言われる患者さんがおられます。当院の食事は、だしを濃いめにとってうまみを効かせ、淡口醤油も使った関西風和食がベースです。月に1~2回、季節・行事食も実施しています。和食はもちろん、洋食や中華メニューもとり入れています。カードも添えて、「いつもとちょっと違うハレの日感」をお届けするよう心がけています。ごはんものやデザートが好評で、他職種の意見も取り入れながら企画しています。

嚥下回診、栄養サポートチーム回診に参加

毎週行われる嚥下回診は、医師、言語聴覚士と管理栄養士が参加し、咀嚼・嚥下の難しい方の食事形態や改善策を検討しています。また、栄養サポートチームの回診にも、医師、薬剤師、看護師、リハビリのセラピストとともに管理栄養士が参加し、多職種連携で栄養状態の改善がめざせるよう活動しています。

食べたくなる嚥下食作りをめざして

普通のかたさの食事が食べられない方にも、安全で食べやすい食事の提供をこころがけています。言語聴覚士とも綿密に連携し、嚥下評価食を調整しています。今後も多職種との連携を継続し、今まで以上に安全で見た目もよい嚥下食作りに取り組んでいきます。

友の会員さんや地域の方とのつながりを大切に

調理師が講師となり、地域において「男の料理教室」を10年以上開催し続けています。また、友の会お食事会の調理や、友の会だよりのお手軽料理レシピも担当しています。管理栄養士は、地域での健康教室や勉強会で、「健康で長寿の食事」や「免疫を高める食事」などについて、お話させていいただいています。

栄養指導

入院患者さん、外来患者さんに栄養指導をしています。糖尿病や高血圧など生活習慣病はもちろん、最近は退院される際、ご家族に嚥下食の指導をすることが増えました。健診でメタボを指摘された方の特定保健指導も担当しています。栄養指導の際には、できるだけその方の生活に合わせ、続けられる改善策を相談しながら提案するようにしています。今後、地域包括ケアの中で、病院・施設・自宅、どこにいても食事・栄養管理ができるよう、在宅訪問栄養指導もすすめていきたいと思います。

山口栄養課長より

同じ料理をたくさん作り、何人分ものお皿に分けて盛り付けます。そして、そのうちの一皿が、召し上がる方に届きます。どのお皿が当たっても失礼が無く、少しでも満足していただけるように、ひとつひとつ丁寧に提供する姿勢を大事にしています。

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