あすかい病院 栄養課
北館の地下にあり、調理師、調理補助、食器洗浄、管理栄養士の、総勢21名が勤務しています。
提供食
入院患者さんの3食と精神科デイケア通所者さん・外来透析患者さんの昼食を合わせ、1日に約480食を作ります。約50食種あり、形態で分けると普通菜が35%、軟菜が45%、嚥下食が15%、注入・流動食は5%です。約半数が80歳以上と高齢患者さんが多いため、やや軟らかめ、小さめ、薄め、細め、しっとり仕上げで食べやすさを意識しています。
緩和ケア病棟
調理師が毎日ご希望のメニューをお聴きし、できる限り対応しています。
嚥下食
需要増に合わせ、学習し、リハビリや看護と連携しながら、嚥下食の開発・改良を重ねています。安全・おいしさに加え、見た目の良さもめざしてミキサー固形食ややわらか食(きざみ食の代わりで、歯茎でつぶせる硬さ)を導入しました。
栄養指導
管理栄養士が入院・外来、特定保健指導の栄養指導を担当します。高血圧や高血糖などメタボ改善指導はもちろん、最近は嚥下食や栄養不足改善の指導が増えています。在宅訪問栄養食事指導も始めました。いずれもご事情に合わせ、配食や市販品と手作りの組み合わせなど、続けられる情報提供を心がけています。介護保険、医療保険どちらでもできますのでお訊ねください。
食べやすくておいしい食事提供を
「毎日の食事が楽しみ。だしが効いておいしい」など嬉しいご意見を頂き、スタッフ一同励みにしています。作る側は同じ料理を何百食も盛りつけても、召し上がる方に届くのはそのうちのひと皿。どれがあたっても失礼なく、少しでも満足して頂けるよう、ひとつひとつを丁寧に提供する、季節・行事食は、嚥下食の方まで「いつもと違うハレの日感」をお届けする、を心がけ今後も努力を続けたいと思います。お気軽にお声かけください。
(栄養課 課長 山口美奈子)