特集 あなたの健康づくりのサポーターです 健康診断のご案内
なるべく元気でいたい、大切な人が健康でいてほしい
― 素直な願いです。
食事・睡眠など、自分で工夫したり、励まされたり支えられたりして、私たちは毎日生活しています。
当院健診センターは、皆さんの身近な存在=健康づくりの地域サポーターとしてお役に立ちたいと思っています。
健康診断へのお誘い
2年ほど前から、週に一回健康診断の診察を担当しています。地域の健診の仕事を担当するのは初めての経験になります。慣れない仕事ですが、スタッフに助けられながら、ようやく馴染んできたところです。一般の内科外来とは、また違ったやり甲斐と出会いがあることに気づいてきました。
健康診断の診察
といっても特別のことをしているわけではありません。診察室に入ってこられる姿、顔色、受け答えを観察します。過去のデータや画像、問診票に目を通して、自覚症状や生活習慣、特に喫煙歴、職歴や手術歴に注意します。それから、全身の触診と聴診などの身体診察を行います。
健康について気になっていることを質問されて答えたり、こちらから気になることをお聞きすることもあります。喫煙ありの方には必ず禁煙をおすすめします。数分程度ですが貴重な時間です。健康や病気のことなど、なんでも相談できる場になればと思っています。
こんなこともありました
毎年の職場健診で、糖尿病の数値がひどく悪い女性がいました。どこにも受診されてないので、健診課のスタッフが粘り強く、優しく声をかけて、やっと治療につなげることができました。
40年以上建築現場で大工の仕事をされてきた男性。診察時に、禁煙をおすすめしました。職業歴から石綿ばく露の可能性が高かったので、肺がんを予防する上で禁煙は不可欠とお伝えしました。「実は気にしていた」とのことで禁煙外来につながり、タバコを止めることができました。
このような時、健診に来ていただいてよかったと思います。こんな良い出会いが今からも増えればいいなと感じます。
「健診は そのうちではなく今のうち」1

雑誌に「健康診断は無意味」と大きな活字で出ています。いかにも効果がありげなサプリのCMをみると、自分でなんとかできそうに思います。そして、日々の生活と仕事は忙しく、健診に行く暇もないかもしれません。タバコだ、メタボだと言われるのも気分が悪いです。健診で病気が見つかったら、仕事を休んだ上に医療費の出費が重なるのもつらいです。
ですが、そのような方こそ健診にきてほしいです。健康診断は、医師や看護師、保健師など医療スタッフと話ができる貴重な場です。重大な病気が発症する前に健康的な生活習慣を身につけ、どうすれば予防できるのか、できることから一歩ずつ、一緒に考えていきたいと思います。
南館地下の診察室でお待ちしています。
1:平成29年度健康づくり標語コンテスト(千葉)小学生の部最優秀賞、宮本由那さん
お問い合わせ・ご予約

健康診断を行っている日(要予約)
月~金曜 午前( 9:00 ~ 11:30)
第2・4土曜 午前( 9:00 ~ 11:30)
第4金曜 午後(13:30 ~ 15:30)
健診センター保健師業務のご紹介
現在2名の保健師が常勤しています。
私たちの役割は、病気の早期発見から早期治療につなげること。それと、病気にならないよう、早い段階で対処し、予防することの大切さを伝えることです。
日ごろは、皆さんが、安全に、安心して健康診断が受けられるよう、会話と笑顔を大切にして業務を行っています。他にも、結果報告書のチェック、健診後のフォローや保健指導、禁煙外来なども行っています。
健診後、受診してほしい方でも、忙しくて受診されない方もおられますが、粘り強く一人ひとりに声かけすることも、大切な仕事です。