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開放型病床ご利用について

京都民医連あすかい病院 地域医療連携室 2018.5.9更新

開放型病院とは

 医療機関の機能分担と共同利用を促進する観点から制度化されたもので、施設基準を満たした医療機関が都道府県へ届け出をし、承認を受けた病院のことです。当院は、平成16年1月1日付けで承認を受けました。

 通常は、紹介状をお持ちになった患者様に対し、診療所の医師(以下登録医)に代わって、当院の医師が担当医となり、治療を行っておりますが、この制度は、登録医が自院の患者さまに入院治療や特殊な検査などの必要が生じた場合に、開放型病院に紹介し、病院の医師と共同して診療することができます。紹介患者さまは、退院後も再び登録医のもとで継続した医療を受けていただくことができます。

 また、登録医になられても、共同診療を行うことは義務ではありませんので、診療のすべてを当院の医師にお任せいただける場合は、共同診療にお越しいただく必要はありません。

登録の対象

 地区医師会に所属する医師で、当院開設者と直接雇用関係にない医師となっております。登録にあたっては、特別な資格や特定の診療科目を標榜している必要はありません。登録にかかる費用は無料です。

登録の申請

 あらかじめ、「登録医申請書」による申請をお願いいたします。直ちに開放型病床の利用や共同診療を予定されていない場合でも登録をお受けいたします。

登録医証の発行

 登録医の申請を行われた方には、登録医証を発行いたします。当院へお越しの際はなるべく登録医証の携帯をお願いいたします。

登録医の有効期限

 登録期間は、登録の日から1カ年とし、特に申し出のない限り、自動的に期間延長となります。

その他の特典

 病院内のカンファレンス室、図書室、駐車場をご利用いただけます。また、病院で実施される各種カンファレンスや講習会などにも参加できます。検査や手術については、見学及び希望されれば助手としての参加が認められます。

登録内容の変更及び辞退

 登録証に記載された事項に変更が生じたり、紛失された場合は速やかに地域医療連携室までお申し出下さい。また、登録医を辞退される場合も地域医療連携室へご一報いた上で、登録医証をご返却くださいますようお願いいたします。

開放型病床のご利用にあたって

 当院では5床の開放型病床を設置しております。

病棟

 5床(急性期一般・地域包括ケア・回復期リハ・緩和ケア)

入院手続

  • 入院申込は、地域医療連携室を通してご予約ください。
    平日 9:00~16:30 電話 706-7602
  • 病棟主治医については当院で決定いたしますが、ご希望があればお申し出下さい。

退院手続

  1. 退院日について
    共同診療を行った患者さまの退院は登録医と病棟主治医で協議いたします。
  2. 退院時共同指導票の作成
    退院時指導は登録医と病棟主治医が共同で行い、退院時共同指導票は病棟主治医が作成します。

開放型病床が満床の場合や、その他の理由で入院をお受けできない場合もありますので、予めご了承ください。

開放型病床ご利用の流れ

  1. 登録医は、電話にて地域医療連携室(TEL706-7602)へ開放型病床を申し込み、相談の上入院日を決定していただきます。
    入院手続きのためお早目に、診療情報提供書を地域医療連携室へFAX(706-7763)送信していただきますようお願いいたします。
  2. 登録医より患者さまへの説明
    患者さまに、入院日時をお知らせ頂き、開放型病院共同指導料についての説明をお願いいたします。(特に二つの医療機関で一部負担金が発生する点をご説明ください)
    患者さまに診療情報提供書原本をお渡しください。
  3. 地域医療連携室は関連する開放病床へ入院連絡もしくは予約をします。
  4. 入院
    • 患者さまには、指定された日時に来院していただきます。(事前に地域医療連携室からご本人にお電話いたします)
    • 患者さまは、診療情報提供書、健康保険証、(老人保健証、介護保険証、身障手帳、標準負担額減額認定証など)印鑑、をお持ちください。
  5. 開放病床へご案内いたします。
  6. 登録医へ入院された旨をFAXにて連絡いたします。

開放病床ご来院時の流れ

  1. 開放病床の訪問は休診日を除いて
     平日13:00~16:00でお願いいたします。
     原則として前日までに地域医療連携室にご連絡をお願いいたします。
  2. 地域医療連携室への連絡時間は9:00~16:30です。
  3. ご来院時はフロントにて地域医療連携室の担当者をお呼び出しください。
  4. カルテ記載
    開放型病院共同指導の場合(登録医と病院担当医)
    共同指導票にご記入いただき、原本は患者さんへ、コピーを病院と登録医用としますので、一枚お持ち帰りください。
    退院時共同指導の場合
    登録医(もしくは看護師)と病院担当医(もしくは看護師)、場合によっては、在宅療養を担う者(歯科医師(もしくは歯科衛生士)・薬剤師・訪問看護師・ケアマネ)で退院時共同指導を行います。退院時共同指導票にご記入いただき、原本は患者様へ、コピーを病院と登録医用としますので、一枚お持ち帰りください。
    ※記載漏れの場合、点数が取れない場合がありますのでご注意ください。
  5. お帰りの際は、フロントで駐車券「無料」の手続きをお願いいたします。
  6. お見舞い
     病床訪問のみで、共同指導をされない場合は、上記の手続きは不要です。
     スタッフステーションにて登録医証を提示していただきましたら、カルテの閲覧が可能です。

診療報酬

 開放型病院で登録医と病院の主治医が共同で診療・指導を行った場合、登録医と病院の医師はそれぞれの診療録(カルテ)にその旨を記載し(所定の用紙があります)、開放型病院共同指導料や退院時共同指導料を請求することができます。(保険請求はそれぞれの医療機関で行います。)

登録医で算定 開放型病院共同指導料( I ) 350点/1回/1日
退院時共同指導料1(1回限定、病名によっては2回可) 900点/在宅療養支援診療所は1500点
開放型病院で算定 開放型病院共同指導料( II ) 220点/1回/1日
退院時共同指導料2(1回限定、病名によっては2回可) 400点/登録医来院の場合+300点、他職種3者以上と合同の場合+2000点(多機関共同指導加算)
  • 退院時共同指導料は、患者指導のための文書による情報提供が必要です。
  • 患者さまに一部負担金が発生する場合、登録医のご希望と患者さまの同意があれば、当院にて代理徴収することも可能です。

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