往診センターの紹介

理念

在宅医療を通じて、老いや病気や障害を抱えながらも住み慣れた場所で安心して過ごすことができるような地域づくりに貢献していく

大切にしている3つのこと

  1. 医療だけではなく暮らしも支えること
  2. 患者さまや家族の抱える不安や負担に向き合うこと
  3. 患者さまを支える他職種との連携を大切にすること

往診センターの3つの強み

1. 多様なニーズへの対応

法人内の訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、通所リハビリテーション、デイサービス、デイケア、介護老人保健施設に加え、地域の多くの介護保険事業所と連携し、医療のみではなく、暮らしを支援しています。

当院の救急外来、各科専門外来、病棟や地域の医療機関とと連携し、多様な医療ニーズに対応しています。

2. 各科専門医による在宅医療の実践

高度な医療ニーズに応えられる在宅医療

緩和医療、神経内科、精神科、認知症、リウマチ科、外科、循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科、家庭医療、在宅医療の各科専門医師が訪問診療を行っています。

3. 24時間365日対応の積極的な往診

高度な医療ニーズに応えられる在宅医療

患者さんが困ったときこそ、しっかり対応したいとの思いから、24時間365日対応を個々のスタッフの負担に依存することなく対応できるシステムを構築し、月に約60件の臨時往診対応を行っています。

センター長のご挨拶

日々、往診車で地域を回っていますと、しばしば独居、老々介護、認々介護、介護破綻、モノ屋敷などを目の当たりにします。医療を提供するために訪問しているわけですが、目の前の患者さまに本当に必要なのは、医療というより「暮らしを支える」ことではないかと感じます。単に医療を提供するだけではなく、地域の多くの他職種の皆様と協働で患者さんの暮らしを支えていきたいと考えます。

老いや治らない病気や障害をかかえながら地域で暮らしている方々に対して医療は何を行えるでしょうか。たとえ老い、病気や障害は治せなくとも、最期までその人が主体的に生き切るための支援は行えると考えています。患者さんの苦痛症状の緩和、不安の緩和、その人らしい選択が出来るよう支援、介護者のケアを多職種と協働で行い、病気のみならず、その人の人生を支えていきたいと考えます。

質の高い医療を提供するためには、職種や部署を問わず関わるもの皆が思いを一つにして関わることが重要であると考えています。積極的な顔の見える関係作り、ICT利活用などを通して地域のさまざまな医療介護福祉関係者、院内の病棟、外来との連携を図っていきたいと考えます。

ひとりひとりの患者さんを丁寧に診療していく日々の実践が、病気や障害を抱えながらも安心して暮らせる地域づくりに繋がると信じています。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

京都民医連あすかい病院 往診センター 上林孝豊

スタッフ紹介

医師・看護師・事務・運転手が、それぞれの役割を発揮し運営しています。

※往診センター長(1列目左から3人目)

訪問診療は、月2回を基本として、医師・看護師・運転手のチームで行います。
在宅療養の患者さんを支えられるよう、往診センター長以外にも10数名の医師が担当し、月曜日から土曜日の午前と午後に分担して訪問しています。 実際に訪問する時間は短いかもしれませんが、24時間365日、緊急の連絡を受け付け、かかりつけ薬局や訪問看護ステーション、ケアマネージャーなどの在宅サービス事業所とも連携し、安全かつ安心して在宅療養が続けられるよう支援しています。「住み慣れた家で、場所で安心して暮らしつづけたい」という想いを支援できる様にがんばります。
お力になれることがありましたらいつでもご相談ください。

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